スピニングリールは、釣行後の水洗いはもちろん、定期的なメンテナンスが大事です。メンテナンスを怠ると「塩ガミ」と言って、リールの内部に塩が固まり、リールが巻けなくなったりゴリ感などが出たりしてしまいます。
しかし、特に釣りを始めたばかりの初心者の方は、リールのメンテナンスをどうしたらいいか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、スピニングリールのメンテナンス方法を詳しく解説します。お手入れに役立つアイテムも紹介していますので、参考にしてみてください。
スピニングリールのメンテナンス方法
スピニングリールのメンテナンスの手順は以下の通りです。
- 冷水をかけて洗う
- 陰干しする
- スプールの受け軸やウォームシャフトにオイルをさす
- ハンドルの付け根やノブにオイルをさす
- ベールの可動部分にオイルをさす
- ラインローラーにオイルをさす
- ラインにコーティング剤を吹きかける
それぞれ詳しく解説しますので、スピニングリールのメンテナンス方法をマスターしましょう。
冷水をかけて洗う
まずは、ドラグをしっかりと固く締めて、上から冷水をかけてラインを中心に釣行で付着した塩を洗い流していきます。この時お湯では洗わないように気をつけましょう。お湯で洗ってしまうと、リールに使用されている油まで洗い流してしまうからです。
また、ほとんどの機種は水洗い可能なモデルが多いですが、稀に水洗いが禁止されているモデルもあるので必ず確認しましょう。
陰干しする
水洗いが終わったら軽くタオルなどで拭いてから、風通しの良い場所で陰干しします。リールが乾いたら各パーツにオイルをさしていきます。
スプールの受け軸やウォームシャフトにオイルをさす
スプールを外してから、スプールの受け軸やウォームシャフトにオイルをさしていきます。この時、テーブルなどにオイルなどの汚れがつくのを防ぐために、新聞紙などを敷くのがおすすめです。
画像の矢印の場所に少量のオイルをさしてハンドルを巻きます。そうしたら受け軸に黒い汚れが出てくるので、それをティッシュなどで拭きましょう。これを黒い汚れがある程度なくなるまで3回ほど繰り返し行います。
ハンドルの付け根やノブにオイルをさす
画像の矢印の場所にオイルをさしていきます。オイルをさしたら、しっかりと馴染むようにハンドルを回したり、ノブもクルクルと回しましょう。
ベールの可動部分にオイルをさす
画像のようにベールの可動部分2カ所にも、オイルをさしていきます。こちらもベールをカチャカチャと開閉して、しっかりと馴染ませます。
ラインローラーにオイルをさす
ラインローラーにもオイルをさしていくのですが、少量のオイルをつけたら画像のように綿棒などでローラーを回して馴染ませます。これをすることによって、ラインの放出がスムーズになり、飛距離も上がります。
ラインにコーティング剤を吹きかける
全てのパーツにオイルをさし終えたら、最後にラインにコーティング剤を吹きかけます。ラインが巻かれているリールスプールに直接吹きかけるだけで大丈夫です。コーティングをすることによって、ラインを保護するだけでなく、飛距離も伸びるのでおすすめです。
画像の商品ではなくても、Amazonなどでも売られているこちらの商品もおすすめ。
スピニングリールのメンテナンス方法【まとめ】
長くリールを愛用するためにも、面倒くさがらずに定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。メンテナンスをし続けていくことでリールにも愛着が湧き、大切に扱うことにも繋がりますよ。
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