釣りを始めたいけど何から始めたらいいかわからない人には、シーバス釣りがおすすめです。
シーバスを釣るための道具を揃えてしまえば、シーバスだけでなくチヌや青物までさまざまな魚種を狙えるからです。また、シーバスは釣った時の引きも強く楽しめるので、多くのアングラーが好むターゲットになっています。
そこでこの記事では、シーバスの釣り方や最適なタックルなどをご紹介しますので、参考にしていただけたら幸いです。
初心者にもおすすめ!ルアーでシーバス釣り
シーバスは釣り初心者の方にもおすすめなターゲットです。
基本ルアーで釣る時は「ただ巻き」と言って、その名の通り一定のスピードでただリールを巻くだけでシーバスは簡単に釣れます。
慣れてくると巻くスピードを変えたり「ストップ&ゴー」などの技を駆使して釣る方もいますが、最初の頃はあまり考えなくて大丈夫です。
シーバスってそもそもどんな魚?
バスと聞くとバス釣りで有名なブラックバスを思い浮かべる方もいると思いますが、シーバスとはスズキのことをいいます。
シーバスは出世魚なので体の大きさで呼び名が変わります。地域にもよりますが小さいサイズの場合は「フッコ」や「セイゴ」と呼ばれていることが多いです。
また、スズキには大きく分けて以下の種類が存在します。
- マルスズキ
- ヒラスズキ
- タイリクスズキ
それぞれ特徴を詳しくまとめてみました。
マルスズキ
マルスズキは一番ポピュラーな種類になります。
釣れるほとんどの種類はこのマルスズキといっても過言ではありません。体が細長く、茶色っぽい色をしているのが特徴です。
ヒラスズキ
ヒラスズキはマルスズキよりも顔が小さく体高が高いのが特徴です。
体は綺麗な銀色をしていて、一般的にマルスズキよりも釣れにくいとされており希少価値が高いです。
タイリクスズキ
タイリクスズキはマルスズキと見た目は似ていますが体の黒い斑点模様が特徴です。
主に四国と九州が生息地域となっており、もともと中国から養殖目的で日本に持ち運ばれ、それが逃げ出し広まったようです。
シーバスの釣り方
シーバスはルアーを「ただ巻き」しているだけで比較的簡単に釣れます。
しかし、一体どのような場所で釣れるのか気になりますよね。また、釣れる時期や釣れやすい時間帯を知っていると、良い釣果にも繋がります。
釣れる場所
シーバスは海水域だけでなく淡水域でも生活できるので、河川や河口エリアでも釣れる魚です。また、シーバスはフィッシュイーターなので、魚を捕食します。ベイトとなるイワシやサッパ、イナッコなどが回遊してくる場所にシーバスもベイトを追ってやってきます。そういったベイトとなる魚が回遊してくる釣り場がシーバスが釣れる場所と言えるでしょう。
シーバスは岩陰や橋の下などに身を隠す傾向があるので、そういった場所にルアーを通してみると釣れるので積極的に狙うことが大切です。
釣れやすい時間帯
シーバスだけに言えることではありませんが、「朝まずめ」と「夕まずめ」と呼ばれる「日の出」と「日の入り」の1時間前後が釣れやすい時間帯と言われています。ほんのり薄暗い時間帯にプランクトンの活動が活発になり、それを小魚が狙い、さらにシーバスのような大きい魚が小魚を狙うといった連鎖が起きるからです。
また、シーバスは夜行性なので日中よりも陽が落ちた夜に釣れやすい傾向にあります。
釣れる時期
シーバスは基本1年中釣れます。しかし、冬になると産卵のために沖に出てしまうので釣りづらくなってしまいます。また、餌となる小魚の数も極単に減ってしまうので、狙うフィールドが変わればその分釣るのは難しくなるでしょう。
さまざまな意見はありますが四季の中で一番釣れる時期は秋になります。冬の産卵を控えているので栄養をいっぱいとるために、たくさんのベイトを食べるからです。
ちなみに、シーバスはもちろん食べれるのですが、旬は夏になります。脂が乗っていてとても美味しいので一度食べてみてください。
シーバス釣りで必要な装備
シーバスタックルはシーバスだけでなくさまざまな魚種を狙えます。また、サビキ釣りや投げ釣りなどのエサ釣りにも使用でき汎用性の高いタックルになります。
それでは、シーバスを釣るためには一体どんなタックルが必要なのか見ていきましょう。
ロッド
初心者の方は操作性に優れ、扱いやすい短めのロッドを選ぶことがおすすめです。
長くなると遠投性には優れますが扱いづらく、小規模なエリアでの釣りには不向きになるからです。8.6ftから9.6ftくらいの長さのロッドを選ぶと良いでしょう。また、ロッドには硬さがあり、柔らかいものほど魚のアタリがわかりやすいので初心者の方にはおすすめです。
シーバス用であればMかMLを選んでおけば間違いありません。
リール
リールには主に「スピニングリール」と「ベイトリール」の2種類があります。
初心者の方は扱いやすいスピニングリールを選びましょう。リールには番手というものがあり、数字が大きいほどパワーがあり大きさも大きくなります。MかMLのロッドに合わせるのであれば3000番台のリールを選んでおけば大丈夫です。
ライン
ラインはPEの1号程度がおすすめです。
200mか最低でも150m巻けば問題ありません。
リーダー
リーダーはフロロカーボンの20ポンドをだいたい1mほどの長さで切ってPEラインの先につなぎましょう。
PEラインは擦れに弱いので、切れてしまわないようにリーダーは必ず結ぶ必要があります。
シーバス釣りでおすすめのルアー
シーバスを釣るためのルアーには主に以下の種類があります。
- ミノー
- バイブレーション
- ワーム
シーバスを釣るための定番的なルアーの特徴を詳しくご紹介します。
ミノー
ミノーはシーバスを釣るにあたって、一番出番の多いルアーです。
見た目は魚を模した形をしていて、顎下辺りにリップと呼ばれるパーツがついており、それによって泳ぐ水深やアクションが変わるのが特徴です。主にフローティング(浮くタイプ)とシンキング(沈むタイプ)の2種類が存在します。シーバスが捕食しているベイトに合わせて大きさや色を選ぶ必要があります。さまざまな大きさやカラーのものを持っていると選択肢が広がり釣果にも繋がるでしょう。
バイブレーション
バイブレーションはその名の通り着水してからリールを巻き始めると、小刻みに動きながら振動し魚にアピールできるルアーです。比較的重いものが多いので遠投性が高く、沈んでいろいろなレンジを探ることに優れています。
主に陽が出ている時間帯に使い、夜は使用しません。
ワーム
ジグヘッドと呼ばれるオモリに針がついているものに、魚の形をしたワームと呼ばれる柔らかい素材のものを取り付けたルアーになります。
硬い素材でできたルアーに比べて、ソフトな波動と自然な動きで魚にアピールするのが特徴です。また、値段が安いものが多く、ミノーなどに比べるとコスパがいいです。
まとめ
シーバス釣りは初心者の方がまず始めるのにうってつけのターゲットになります。
天候や場所、ルアーの選定などゲーム性が高く、多くのアングラーから好まれています。また、釣れた時の迫力ある引きも魅力的で、一度味わって仕舞えばドップリハマってしまうこと間違いなしです。
それでは、良いフィッシングライフを!
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