キャンプなどのアウトドアでのシーンで、日差しや雨を防ぐのに役立つのがタープです。特に真夏の暑い時期の日差しを防ぐことで、熱中症のリスクも軽減できるため、一つは持っておきたいアイテムです。
しかし、タープには遮光性や難燃性に優れたモデルや、虫の侵入を防ぐことが可能なモデルなど様々で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、キャンプにおすすめのタープと選び方を詳しく解説しますので、自分に合ったタープを探してみてください。
キャンプ用タープの選び方
キャンプ用タープの選び方は以下の通りです。
- タイプ
- サイズ
- 素材
- 耐水性
- タープポール
それぞれ詳しく解説しますので、ポイントを押さえて自分に合ったタープを選びましょう。
タイプで選ぶ
タープには主に「ヘキサタープ」「レクタ(スクエア)タープ」「ウィングタープ」「スクリーンタープ」「自立式タープ」などの種類があります。それぞれの特徴を把握し、自分に合ったタイプのタープを選びましょう。
ヘキサタープ
6角形のタープです。設営した時のビジュアルが美しく、多くのキャンパーに愛用されています。コンパクトに収納できるモデルが多く、設営も慣れれば1人でも簡単にできるので、初心者の方にもおすすめです。
レクタ(スクエア)タープ
四角形のタープです。ヘキサタープよりも設営した際の影が多いのが特徴で、大人数での使用に最適です。使い方を自由にアレンジできるのも魅力。
ただし、使用するポールの本数が多くなるので、1人での設営は難しく、時間が掛かってしまいます。
ウイングタープ
ひし形のタープです。設営した時のフォルムがスタイリッシュでかっこいいのが特徴。ヘキサタープやレクタタープと比べて、影になる面積が少ないのでソロキャンプなど少人数での使用におすすめです。
スクリーンタープ
テントのようなドーム型のタープです。プライベートな空間を作れて、虫の侵入も防げます。メッシュタイプの窓があれば通気性も抜群で、フルクローズできるモデルであれば風も防げます。
自立式タープ
運動会や屋外イベントなどでも良く見かける自立式のタープです。設営が非常に簡単で、キャンプ以外の様々なアウトドアシーンで活躍できます。
しかし、収納サイズが大きくなりがちで、重量も重いので注意が必要です。
サイズで選ぶ
タープを選ぶ際、使用する人数に合わせてサイズを選ぶ必要があります。ソロや少人数でのキャンプの場合、3〜4m程度の大きさのモデルがおすすめです。
一方、ファミリーキャンプなどの大人数で使用する場合、5m程度の大きさがあると快適に過ごせます。
しかし、サイズが大きくなることで、その分収納サイズが大きくなり、重量も重くなるので、積載や持ち運びのことも考えて選びましょう。
素材で選ぶ
タープの素材の種類には主に、「ポリエステル」「ポリコットン(TC)」があります。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
素材 | 特徴 |
ポリエステル | 軽量で耐水圧の高いモデルが多いのが特徴。また、速乾性にも優れており、雨が降った後や夜露で濡れた後も乾きやすいのがメリット。価格も手頃なモデルが多く、初心者の方が最初に購入するモデルとしてもおすすめ。
しかし、遮光性はポリコットン素材のモデルと比べて良くはなく、影が薄いのがデメリット。 |
ポリコットン(TC) | ポリエステルとコットンの混紡素材。テクニカルコットンとも呼ばれ、ポリエステルの良さと、コットンの難燃性を併せ持つ。難燃性に優れているので、火の粉にあたっても穴が空きにくく、焚き火の近くでも使用可能。
また、遮光性が高く影も濃いので、日差しが強い夏などの季節でも活躍できる。 ただし、ポリエステル素材のモデルと比べて重量が重く、価格も高くなりがち。 |
耐水性で選ぶ
梅雨時期などの雨の多い季節で使用する場合、耐水性にも注意して選びましょう。テントなどと同様にタープにも耐水圧と呼ばれる数値で耐水性を測ることができます。
多少の雨でも安心して過ごしたいのであれば、1000〜1500mm程度の耐水圧がおすすめです。
ただし、耐水圧は高ければ良いという訳ではありません。耐水圧が高すぎると通気性が悪くなり、夏場での使用には不向きです。購入する際は、使用する季節に合った耐水圧のモデルを選びましょう。
タープポールの選び方も重要
タープポールは主に、メインポールとサブポールの2種類を使い分けます。メインポールは最も負荷がかかるポールになるため、太くしっかりとしたタイプが必要になります。ポールの直径は25mm以上、長さは自分の身長+80cm程度の閉塞感を感じない長さがおすすめです。
一方サブポールは、設営時のアレンジで使用する役割があります。開放感やデザインの調整、雨の流れを考えたりと様々な使い方ができます。長さは、自分の身長の+20cm程度を目安に選ぶと良いでしょう。
また、ポールの素材にも様々種類があり、それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
素材 | 特徴 |
スチール(鉄) | 強度や耐久性に優れている素材。価格もリーズナブルなモデルが多く、手に取りやすい。ただし、重量が重く錆びやすいので、定期的な手入れが必要。 |
アルミ合金 | 強度や耐久性に優れているだけでなく、軽量で錆びにくいのが特徴。カラーバリエーションも豊富で、商品によっては木目調のおしゃれなモデルもある。 |
ウッド(木製) | おしゃれな雰囲気重視の素材。重たく水を吸収するため定期的なメンテナンスが必要。価格も高くなりがち。 |
カーボン | 非常に軽量で、強度も鉄と比べてはるかに高いのが特徴。耐摩耗性、耐熱性に優れており、故障や破損の心配も少なく安心して使用できる。ただし、価格も高価なモデルが多くなりがち。 |
キャンプ用タープおすすめ10選
おすすめのキャンプ用タープをご紹介します。様々なタイプのタープをご紹介しますので、自分に合ったタープを探してみてください。
【Unigear】防水タープ
使用サイズ(cm) | 300×300 | 収納サイズ(cm) | 31×19 |
重量(g) | – | タイプ | スクエア |
素材 | 210Dオックスフォード | 耐水圧(mm) | 3000 |
表地は210Dオックスフォード生地を採用しており、耐水圧3000mm以上と高い防水性が特徴のタープです。裏地にはシルバーのコーティングがされており、高い遮光性を実現しています。
ポリコットン素材のモデルは多少価格が高いので、出費を出来るだけ抑えて遮光性の高いモデルを探している方におすすめです。
[防水タープの口コミ]
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【FUTUREFOX】TCスクエアタープ
使用サイズ(cm) | 400×400 | 収納サイズ(cm) | 幅50×高さ20×奥行き13 |
重量(g) | 3900 | タイプ | スクエア |
素材 | ポリコットン | 耐水圧(mm) | – |
ポルコットン素材のスクエアタイプのタープです。TC素材なので火の粉に強く、多少焚き火に近い場所に設営しても心配ありません。
また、遮光性が高く、通気性にも優れているため、結露が発生しにくいのも嬉しいポイントです。
ループの数も多いので、お好みのアレンジで設営可能です。
[TCスクエアタープの口コミ]
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【コールマン】ヘキサライトII
使用サイズ(cm) | 420×420×高さ220 | 収納サイズ(cm) | 直径17×43 |
重量(g) | 4700 | タイプ | ヘキサ |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 1200 |
スタンダードなポリエステル素材のヘキサタープです。コンパクトに収納できるため、持ち運びも楽々です。
また、耐風性の高い太めのポールも付属しているため、ポールを別で購入する必要がありません。
[ヘキサライトIIの口コミ]
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【DOD】いつかのタープ
使用サイズ(cm) | 420×410×高さ230 | 収納サイズ(cm) | 直径14×67 |
重量(g) | 5400 | タイプ | ヘキサ |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 2000 |
買い足し不要で、これさえ購入すれば全てが揃います。素材も扱いやすいポリエステルで、初心者の方が最初に購入するタープとしてもおすすめです。
ロープの長さを一目で見分けられるように、金具の色を変えたりと、親切設計で設営もしやすいです。
[いつかのタープの口コミ]
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【テンマクデザイン】ムササビウィング13ft.TC “焚き火”version
使用サイズ(cm) | 380×390 | 収納サイズ(cm) | – |
重量(g) | 1950 | タイプ | ヘキサ |
素材 | ポリコットン | 耐水圧(mm) | – |
名前の通りムササビが体を広げて飛んでいるかのようなデザインのタープです。美しくカーブを描くようなシルエットで、スタイリッシュでかっこいいのが特徴。
TC素材のため火の粉にも強く、焚き火の近くでも安心して使用できます。
[ムササビウィング13ft.TC “焚き火”versionの口コミ]
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【オガワ】フィールドタープ ヘキサDX
使用サイズ(cm) | 570×500 | 収納サイズ(cm) | 幅75×高さ17×奥行き17 |
重量(g) | 5500 | タイプ | ヘキサ |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 1800 |
大きめのサイズのヘキサタープで、大人数での使用にも最適です。
生地には遮光コーティングが施されているので、強い日差しからも防いでくれて、内部の温度上昇を緩和してくれます。
[フィールドタープ ヘキサDXの口コミ]
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【クイックキャンプ】ワンタッチスクリーンタープ
使用サイズ(cm) | 300×300×高さ210 | 収納サイズ(cm) | 直径20×135 |
重量(g) | 9700 | タイプ | スクリーン |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 1000 |
ワンタッチで設営可能なスクリーンタープです。紐を引っ張り、足を伸ばすだけで簡単み設営が可能なので、設営に時間をかけたくないときに便利です。
フルクローズやフルオープンなど、その時の状況に合わせて使用できます。
[ワンタッチスクリーンタープの口コミ]
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【コールマン】スクリーンキャノピージョイントタープIII
使用サイズ(cm) | 320×340×高さ215 | 収納サイズ(cm) | 直径23×82 |
重量(g) | 11300 | タイプ | スクリーン |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 1200 |
4面に大型のメッシュドアが装備されており、開放感があり通気性が抜群です。中心の高さが215cmあるので、腰をかがめることなく広々と過ごせます。
また、テントと連結でき寝室とリビングが一体化するので、雨でのキャンプも快適に楽しめます。
[スクリーンキャノピージョイントタープIIIの口コミ]
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【コールマン】タフスクリーンタープ400
使用サイズ(cm) | 400×360×高さ210 | 収納サイズ(cm) | 直径26×74 |
重量(g) | 12500 | タイプ | スクリーン |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 2000 |
大型のスクリーンタープです。ドーム型のテントとの連結にも最適で、ファミリーキャンプなど大人数での使用におすすめです。
また、大型のタープにも関わらず1人でも設営がしやすく、強風にも耐えれるほどしっかりとした作りで、悪天候でも安心して中で過ごせます。
[タフスクリーンタープ400の口コミ]
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【FIELDOOR】ワンタッチタープテント
使用サイズ(cm) | 250×250×高さ165、237、245 | 収納サイズ(cm) | 直径22×114 |
重量(g) | 12000 | タイプ | 自立式 |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 2000 |
大人2人で持ち上げて広げるだけで簡単に設営が可能なワンタッチタイプの自立式タープです。収納サイズは大きいですが、簡単に設営が可能で、手っ取り早くタープを設営したい時に便利です。
また、キャンプだけでなく、様々なアウトドアでのシーンで活躍できます。
[ワンタッチタープテントの口コミ]
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キャンプ用タープ【まとめ】
日差しや雨から身を防ぐのに便利なタープは、一つ持っておくと安心できるアイテムです。特に夏でのキャンプは熱中症などの危険性もあるため、必須アイテムと言っても過言ではありません。
タープは使用する人数やシーンに合わせて選ぶ必要がありますが、デザイン性も重要な選択肢の一つです。本記事で自分好みのタープを見つけるきっかけになれば幸いです。
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