夏キャンプを快適に過ごすためには、通気性が良く涼しいテントが必要不可欠です。炎天下でのキャンプでは、涼しいテント選びをしないと熱中症の恐れもあるので注意が必要です。
しかし、様々なメーカーからたくさんのテントが販売されており、どれを選べば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、おすすめの夏用テントを厳選してご紹介します。暑い夏でも涼しく快適に過ごせるモデルを多数紹介していますので、自分好みのテントを探してみてください。
夏用テントの選び方
夏用テントの選び方は以下の通りです。
- 素材
- タイプ
- サイズ
- 耐水圧
- 遮光性
それぞれ詳しく解説しますので、ポイントを押さえて自分に合ったテントを選びましょう。
素材で選ぶ
夏用テントに使用されている素材には主に「ポリエステル」「コットン」「ポリコットン(TC)」があります。それぞれの素材の特徴を以下の表にまとめました。
素材 | 特徴 |
ポリエステル | ポリエステルのテントは比較的安価なモデルが多い。軽量かつ防水性能が高いのが特徴。
しかし、他の素材のテントと比べて耐久性が劣り、通気性も悪いため結露が発生しやすい。 |
コットン | 夏だけでなく冬でも使用したい人におすすめ。遮光性と通気性が高い。冬は暖かく夏は涼しく過ごせる。水を吸収して膨張する特徴があり、結露が発生しにくく多少の雨でも雨漏りの心配はない。
しかし、耐水圧は低いので大雨の時などは注意が必要。濡れた後はしっかり乾かさないと、カビが発生する可能性があり手入れが面倒。また、重量も他の素材に比べて重たいのがデメリット。 |
ポリコットン(TC) | ポリエステルとコットンの混紡素材であり、TC(テクニカルコットン)素材とも呼ばれる。ポリエステルとコットンのいいところを併せ持つ素材。ポリエステルの軽さと乾きやすさ、コットンの通気性や吸湿性をバランスよく併せ持つ。 |
夏にはメッシュ素材のインナーテントを選ぶのもおすすめ。フルメッシュであればフライシートをフルオープンすることで、通気性が良くなり虫の侵入も防げて快適に過ごせます。
タイプで選ぶ
テントには主に「ドーム」「2ルーム」「ワンポール」「パップテント」「ワンタッチ」など様々な種類のテントがあります。それぞれの特徴を把握して、自分に合ったタイプのテントを選びましょう。
ドーム
インナーテントにフライシートを被せた構造のテントです。設営が簡単で初心者キャンパーが最初に手にするテントとしてもおすすめ。1人でも簡単に設営ができ、コンパクトに収納できるモデルが多いのが特徴です。
2ルーム
寝室とリビングが分かれている構造のテントです。中の空間も広々としており、ファミリーキャンプや大人数でのキャンプに最適。しかし、大きい分1人での設営が大変なモデルが多いので注意が必要です。
ワンポール
一本のポールを使用して設営する構造のテントです。テントの端をペグダウンし、真ん中にポールを立てるだけの簡単な設営が特徴。シンプルでおしゃれなデザインで、キャンプの雰囲気をより楽しみたい方におすすめです。
しかし、中の空間は端になる程高さが低くなるので、サイズによっては窮屈に感じてしまう可能性があります。
パップテント
幕と2本のポールを使用して設営する構造のテントです。もともと軍人が使用していたとされる軍幕であり、ハーフシェルターと呼ばれることもあります。無骨なデザインとミリタリー調のカラーが特徴で、キャンプでも馴染みやすいテントです。
また、テントだけでなくタープとしても使用できるモデルが多く、汎用性が高いのも特徴です。
ワンタッチ
名前の通りワンタッチで設営が可能な構造のテントです。初心者キャンパーやソロキャンプにおすすめ。1人でも設営が簡単で、デイキャンプなど日帰りで手軽にキャンプを楽しみたい時にも最適なテントといえます。
また、コンパクトに収納が可能なモデルが多く、徒歩キャンプやツーリングキャンプにもおすすめです。
サイズで選ぶ
ほとんどのテントには使用人数の表記があり、テントを選ぶ際は実際に使用したい人数プラス1人のモデルを選ぶのがおすすめです。
テントに記載されている人数の表記は、「その人数であればギリギリ寝るスペースがある」といった意味がほとんどです。そのため、使用したい人数と同じ表記の人数のモデルを選んでしまうと、窮屈で快適さを失ってしまう可能性があるので注意しましょう。
荷物などを置くことも考えてプラス1人〜2人程度の表記のモデルがおすすめです。
耐水圧で選ぶ
テントにはどの程度の水に耐えられるかの数値である「耐水圧」が表記されています。突然の雨でも安心して過ごせるように、最低でも1500〜2000mm程度の耐水圧のモデルを選びましょう。
また、耐水圧は高ければ良いというわけではありません。高いと今度は通気性が悪くなり結露が発生しやすく、テントの中が蒸し暑くなってしまうので注意しましょう。
遮光性で選ぶ
真夏のキャンプでは、テントの遮光性は重要です。テントは日除けの役割もあり、遮光性の高いモデルを選ぶことで熱中症対策にもなります。商品によってはUVカット加工が施されたモデルもあり、テント内の温度が上がりにくく快適に過ごせます。
また、コットンやポリコットンを使用したテントであれば通気性と遮光性が高いのでおすすめです。
夏用テントおすすめ10選
おすすめの夏用テントを紹介します。様々なタイプや使用人数のモデルを紹介していますので、自分に合ったテントを探してみてください。
【OneTigris】スーパーシェルター
使用サイズ(cm) | 約210x125x115 | 収納サイズ(cm) | 40×20 |
重量(g) | 1450 | タイプ | パップテント |
素材 | ナイロン | 耐水圧(mm) | 1500 |
軽量コンパクトなパップテントで価格もリーズナブルです。ミリタリー調のデザインとカラーが特徴。入り口にはメッシュドアがついているので、キャノピーを開くことで通気性も抜群です。
また、フルクローズもできるので、プライベートを確保したい時や冷え込む際にも安心です。
[スーパーシェルターの口コミ]
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【メーカーOneTigris】SOLO HOMESTEAD
使用サイズ(cm) | 約400×240×160 | 収納サイズ(cm) | 約59×23×23 |
重量(g) | 8500 | タイプ | パップテント |
素材 | ポリコットン | 耐水圧(mm) | 350-400 |
ポリコットン素材を使用した遮光性が高いパップテントです。前と後ろ両方に出入り口があり、換気窓も装備されているので通気性も抜群です。
また、煙突穴も装備されているので、冬の使用にも適しており、冬は暖かく夏は涼しく過ごせます。
[SOLO HOMESTEADの口コミ]
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【コールマン】ツーリングドームエアー DRAKROOM ST+
使用サイズ(cm) | 本体サイズ:約265×210×110/インナーサイズ:210×120×100 | 収納サイズ(cm) | 約19×49 |
重量(g) | 4500 | タイプ | ドーム |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 3000 |
遮光性が非常に高いコールマンのドーム型テント。ダークルームという名前の通り、中に光は限りなく入らないので、朝までぐっすり涼しく睡眠ができます。
また、別売りではありますが、専用のファンを天井に取り付けると、テント内の熱気や湿気を急速に排出でき、さらに涼しく快適に過ごせます。
[ツーリングドームエアー DRAKROOM ST+の口コミ]
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【テンマクデザイン】サーカスTC DX+
使用サイズ(cm) | 約442×420×280 | 収納サイズ(cm) | 27×63 |
重量(g) | 13100 | タイプ | ワンポール |
素材 | ポリコットン | 耐水圧(mm) | – |
多くのキャンパーから人気の高い、テンマクデザインのサーカスシーリーズのTCタイプ。ワンポールテントなので、組み立ても簡単で、キャンプ場でもおしゃれなデザインが目を惹きます。
また、TC素材なので遮光性が高く、夏は涼しく冬は熱を逃さず暖かく過ごせます。
[サーカスTC DX+の口コミ]
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【WAQ】Alpha TC
使用サイズ(cm) | 本体サイズ:約240×240×150/インナーサイズ:230×110×135 | 収納サイズ(cm) | 約57×22 |
重量(g) | 6500 | タイプ | ワンポール |
素材 | ポリコットン | 耐水圧(mm) | – |
TC素材のソロ用ワンポールテントです。遮光性が高く、焚き火の火の粉が当たっても燃えにくい素材なので、近くで焚き火も楽しめます。
また、スカートは巻き上げが可能なので、夏は通気性が良く涼しく、冬は暖気を逃さず暖かくして過ごせます。
[Alpha TCの口コミ]
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【スノーピーク】アメニティドームL
使用サイズ(cm) | 約540×310×165 | 収納サイズ(cm) | 約73×23×27 |
重量(g) | 9800 | タイプ | ドーム |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 1800 |
地上高を最低限に抑えることで風の影響を減らし、快適性と耐久性を両立したドーム型のテントです。広めの前室が設けられており、日差しが強い日でもゆったりと快適に過ごせます。
また、設営がしやすいようにインナーテントとフライシートが合わさる場所のテープが同じ色であるなど工夫がされています。そのため、初心者キャンパーの方にも設営がしやすく、おすすめできるテントです。
[アメニティードームLの口コミ]
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【コールマン】タフスクリーン2ルームハウス MDX
使用サイズ(cm) | 本体サイズ:約560×340×215/インナーサイズ:300×250×175 | 収納サイズ(cm) | 約32×74 |
重量(g) | 17000 | タイプ | 2ルーム |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 2000 |
1人でも簡単に設営が可能な2ルームテントです。リビングと寝室が分かれており、リビング側には虫の侵入を防ぐスカートがついており、虫を気にせず快適に過ごせます。
また、インナーテントを外せば大型のタープとしても使用でき、汎用性も高いです。広々とした空間で、大人数での使用やファミリーキャンプにおすすめのテントです。
[タフスクリーン2ルームハウス MDXの口コミ]
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【ノルディスク】アスガルド12.6
使用サイズ(cm) | 約400×375×250 | 収納サイズ(cm) | 約27×93 |
重量(g) | 16000 | タイプ | ベルテント |
素材 | ポリコットン | 耐水圧(mm) | 350 |
ノルディスクから販売されている、大型のベルテントです。美しい白いカラーが特徴的で、キャンプ場でも映えること間違いありません。
側面には半円型のメッシュ窓があり、出入り口にもメッシュドアが装備されています。そのため、フライシートを開けたままでも虫の侵入を防ぎ涼しく快適に過ごせます。
[アスガルド12.6の口コミ]
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【DOD】カンガルーテントS
使用サイズ(cm) | 約220×150×128 | 収納サイズ(cm) | 約21×70 |
重量(g) | 4300 | タイプ | ワンタッチ |
素材 | コットン | 耐水圧(mm) | – |
大型テントの中に設営する、小型のワンタッチテントです。全面メッシュ仕様となっているので、通気性抜群で夏でも涼しく過ごせます。生地にはコットン100%を使用しているので、結露が発生しにくいのも嬉しいポイント。
また、大型テントだけでなくタープとの組み合わせも可能で、より開放的に涼しく過ごせます。
[カンガルーテントSの口コミ]
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【コールマン】クイックアップIGシェード+
使用サイズ(cm) | 約200×150×125 | 収納サイズ(cm) | 約59×8 |
重量(g) | 2700 | タイプ | ポップアップ |
素材 | ポリエステル | 耐水圧(mm) | 3000 |
手軽に設営できるポップアップ式の夏用テントです。日光を90%カットし、UV遮蔽率は99.99%以上とかなり高性能で、真夏の厳しい日差しもしっかりと防ぎます。
また、ポップアップ式なので設営も簡単で、お子様の運動会やピクニックなどでも手軽に使用できおすすめです。
[クイックアップIGシェード+の口コミ]
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夏用テント【まとめ】
夏キャンプでは、通気性が良くしっかりと日差しを防いでくれるテント選びが重要です。夏といえばアウトドアの季節ですが、熱中症など危険なことも多いので、十分に対策して快適な夏キャンプを楽しみましょう。
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